9月19日のアメリカ株式市場はNYダウやNYSE続伸の一方でNASDAQ反落

 9月19日のアメリカ株式市場は、NYダウが前日比158ドル80セント高の2万6405ドル76セント、S&P500は前日比3.64ポイント高の2907.95ポイント、NYSE総合は前日比29.99ポイント高の1万3121.97ポイント、NASDAQ総合は前日比6.069ポイント安の7950.038ポイントで終わりました。

 中国の李克強首相は19日の世界経済フォーラム夏季会合(夏季ダボス会議)での講演で、人民元の下落を望まないとの姿勢を示し、対話による問題解決を呼びかけたことで、人民元切り下げなどによる米中貿易問題悪化の懸念が後退したことや17日に発表した対中制裁関税第3弾において、携帯電話やパソコン本体などを対象から外すなど、消費者への直接的な影響も配慮され、税率も10%となったことも好感され、11月のアメリカ中間選挙終了まで米中貿易戦争の小休止になるとの見方が広がったことでNYSE市場は上昇しました。

 また、19日発表の8月住宅建設許可件数が市場予想131万件を下回る122万9千件となったものの、8月アメリカ住宅着工件数が市場予想の123万8千件を上回る128万2千件となり、これを受けて、アメリカ長期金利が心理的筋目の3%を回復したことで金融株が引き続き続伸しました。さらに同日発表の9月第3週の原油在庫及びガソリン在庫が減少したこともあり、原油相場71ドル回復で石油株も続伸しました。

 NYSE市場では、ゴールドマン・サックスやJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー、キャタピラー、シェブロン、エクソン・モービル、自動車動力機関製造のボルグワーナー、産業ガスのプラクスエア、エネルギー会社のジョーンズ・エネルギーやニューフィールド・エクスプロレーションが上昇し、ナイキやベライゾン・コミュニケーションズ、石油精製のバレロ・エナジーやホーリーフロンティアが反落しました。

 また、金利商品指標の操作問題で商品先物取引委員会(CFTC)との和解が成立したバンク・オブ・アメリカも上昇して終えています。

 一方のNASDAQ市場は、マイクロソフトや中古車販売やネットオークションのコパート、アドバンスド・マイクロ・デバイシズ、前日ドイツのメディア大手で有力紙発行やニュースメディア「ビジネスインサイダー」や「ボリティコ・ヨーロッパ」などを運営するアクセル・シュプリンガーのマティアス・デップナー会長兼CEOを取締役に指名すると発表を材料に上昇したネットフリックスが反落し、EU競争当局による出品業者の扱いに関する予備調査開始の報道を受けてアマゾン・ドットコムが下げました。
 一方で、アップルやアルファベット、インテルは続伸し、エヌビディアが反発しました。https://www.itolosa.co/vio.html